次の日の十時。
五分前に着いたのに、オリーブ先生は既に待っていてくれた。
きっちりとベンチに座っていて、私に気づくと立ち上がって軽く手を上げた。
「あ、おはよう御座います」
「おはよう」
「早いんですね、先生」
「女の子を待たせるわけにはいかないからなぁ。ところで、その先生っていうのやめないか? 俺は確かに都雅の家庭教師だが、君の先生じゃないからな」
「えー? だってオリーブ先生って呼べなくなっちゃうじゃないですか」
先生は、はぁ…とため息をついた。
「オリーブも先生も辞めてくれ…頼む」
「……ええと、じゃあ伊織さん?」
そう言うと何故か真っ赤になる。
「え、いや、その。ええと」
「何で真っ赤になるんですか?」
「あ、赤いか? うう、何だかわからん…」
思わず笑ってしまうと、はっとしたように先生は私を見る。
「また、からかったなぁ?」
「違います、からかっていません。でも、それじゃあ何とお呼びすれば良いんですか?」
「……ううん…。そうだなぁ……」
先生がそう言った時、いきなり先生の後ろから横に顔を出した人がいた。
「イオたんってどうよ?」
先生は驚いたように振り替える。
突然現れたので、私もとても驚いて目を瞬いてしまった。
「な、何でここにいるんだ!? セリ」
35へつづく
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五分前に着いたのに、オリーブ先生は既に待っていてくれた。
きっちりとベンチに座っていて、私に気づくと立ち上がって軽く手を上げた。
「あ、おはよう御座います」
「おはよう」
「早いんですね、先生」
「女の子を待たせるわけにはいかないからなぁ。ところで、その先生っていうのやめないか? 俺は確かに都雅の家庭教師だが、君の先生じゃないからな」
「えー? だってオリーブ先生って呼べなくなっちゃうじゃないですか」
先生は、はぁ…とため息をついた。
「オリーブも先生も辞めてくれ…頼む」
「……ええと、じゃあ伊織さん?」
そう言うと何故か真っ赤になる。
「え、いや、その。ええと」
「何で真っ赤になるんですか?」
「あ、赤いか? うう、何だかわからん…」
思わず笑ってしまうと、はっとしたように先生は私を見る。
「また、からかったなぁ?」
「違います、からかっていません。でも、それじゃあ何とお呼びすれば良いんですか?」
「……ううん…。そうだなぁ……」
先生がそう言った時、いきなり先生の後ろから横に顔を出した人がいた。
「イオたんってどうよ?」
先生は驚いたように振り替える。
突然現れたので、私もとても驚いて目を瞬いてしまった。
「な、何でここにいるんだ!? セリ」
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