「都雅だって先生たちが通訳みたいなものじゃないんですか?」
「ううん……俺たちは四六時中一緒にいるわけじゃないからな。学園内ではどんな風に生活しているのかわからん」
同じ学校だと良かったんだけど、私は公立の中学校だし都雅は私立の男子校。
「できれば友達で居てやって欲しい」
「はい」
「あいつも根は良い奴なんだが……少し屈折した考え方を持っているからなぁ」
「少し? 僕はかなりだと思うけど」
芹さんと先生の視線が合ったとき、恐る恐ると言った感じにお店の人がやってきた。
「あの〜、お決まりでしょうか……」
「あっ、はい」
注文した後、二人は同時にため息をつく。
「屈折した考え方って何ですか?」
「む?」
「………ちょっと難しいかな、説明するのは」
「そのうち分かるかもしれん。が、その時は多分俺を呼ぶことになっているだろうから、できればわかって欲しくないな」
「はぁ…?」
何だか分からなかったけど、それ以上は教えてくれなかった。
47へつづく


