「それに、そのワンピース怖いくらいにあなたに似合っているわよね。きっとあなたに着てもらうために私のところに来たのだわ」
「……はぁ?」
「……あら? あなたは必然を信じない方?」
「ひつぜん?」
「そう、この世に起こることは、すべて偶然じゃなく必然なのよ!」
拳にグッと力を入れて、力説した柚さんは私を見つめるとニィ〜と笑った。
逃げたくなる雰囲気。
「あ、あの。私…」
「ふふふふ…見つけたわ。見つけたのよ。ほほほほほ」
都雅とは違う意味で、この人怖い!!
逃げようとする私の腕を掴んで、柚さんは怖いくらいの笑みを見せた。
「あなたに似合う服、まだたくさんあるの。さあ、こっちに来て」
「え、遠慮します〜」
「ほら、早く」
「せ、制服返して〜!」
何とか掴まれていた手を振り解いて、ドアを開けるとそこで誰かに思いっきりぶつかり、後ろに跳ね返る。
そして、追いかけてきていた柚さんにぶつかって、二人で後ろへ転んでしまった。
「ああ、すまん」
今、まさにドアをノックしようとしていたオリーブ先生だった。
「せ、先生〜。助けて〜」
63へつづく


