オリジナルの小説を書いてます。 【Offbeatscore】連載中です。

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「なぁ、柚。もうちょっと、軽い服はないのか? これじゃ、飯もゆっくり食えんだろう」
 先生がそう言うと、にっこりと笑った。(笑うと、さすがに芹さんの妹さんで。とっても可愛い)
「あら、我が家で夕食を一緒になさいますの? それならそうと、先に言って下さればよろしいのに」
 柚さんは再びクローゼットに入っていく。
 そして、何故か私の通っている学校の制服とは違う、制服(たぶん)を持ってきた。
「さ、御二方はご遠慮願います。乙女が着替えますのよ」
「う、うむ」
「………獅狩、何かあったら大声で呼んで」
「あ、ありがと。都雅」
 柚さんの部屋のドアが閉まって私が振り返ると、いつの間にか柚さんの手にはもう一つ制服があった。
「どちらがよろしい?」
「え………。あの、どっちでも」
「ダメ。獅狩さんが、より可愛いと思う方を選んで」
「……………はぁ」
「さ、どちらに袖を通していただけるのかしら」
「……………じゃ、じゃあ。こっちで…」
 柚さんが右手に持っていた制服を指差すと、柚さんの目がキラキラと輝いた。
「まぁ! 嬉しいわ。これは私が通っている学園の制服なの」
「え、それじゃ着れない…」
「いいえ。何着も持っているから、お気になさらないで。さぁさぁ。早く」
 私に制服を渡して、くるりと後ろを向く。
 渡された制服に着替えると、さっきのワンピースよりは着心地が良かった。
「えっと。終わりました」
「………………………………すてき。素敵過ぎ!ああ〜、獅狩さんが我が学園に転校して来てくだされば良かったのに。ねぇ。どう?今からでもこちらに転校しません?」
 何て無理難題を言う。


65へつづく
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