「可愛いですね」
「風貌とはかけ離れてるだろ?」
言われてみると、確かにオリーブっていう感じではない。
体育会系の感じ。
がっしりした体格で、格闘技でもやってそう。
「構内で呼ばれると恥ずかしいものがあるんだけどな」
「みんなに愛されてる証拠じゃないですか?」
都雅が笑いながら言う。
「からかわれてるの間違いじゃないのか? まぁ…いいさ。ところで、この子は同級生?」
「先生…オレの学校男子校ですよ」
「あぁ…そうだった…うん」
照れくさそうに笑った仕草が、意外に可愛いんですけど!
じーっと見ていると、それに気づいたオリーブ先生がまた照れくさそうに笑った。
はぁ…可愛い。
「獅狩って、こういうの好み?」
「こらこら、こういうのってのは何だ」
オリーブ先生は苦笑しながら言うと、都雅の頭をポンと軽く叩いた。
「随分、仲が良いんですね」
ほのぼのとした気分でそう尋ねてみる。
「まぁ…長い付き合いだしね」
「長い?」
「都雅のお袋さんと知り合いなんだよ。兄弟子…いや姉弟子?…ううん、何ていうんだろうな」
「弟子?」
「空手だよ、空手の…つまりは先輩なんだ。都雅が生まれる前からね。初めて会ったのは、俺が五歳の時だったか…」
彼方を見ながらオリーブ先生は、ほぅ…とため息をついた。
「真鶴先輩は当時十九歳。そん時からの付き合いだ。うん。あの時はまさか結婚してたとは知らなかったなぁ」
「えっ、十九で結婚してたんですか?」
「いや、十八の時らしい。そうだよな? 都雅」
「そうみたいですね」
ひいふうみい…と年齢を数えてみる。
「という事は、現在三十四歳?……いや若いですけど…見た目はもっと若いですよね」
「あの頃から変わってないと言っても過言じゃないだろうな。うんうん。もしかすると、今の方が綺麗かもしれん」
「凄い…」
真鶴さんが空手をやっているところを想像しようとしてみたけど、難しかった。
「あれは…ある意味化け物に近い美しさだ」
「誰が化け物なのかな〜?」
ドアが開いて、真鶴さんが入ってきた。
18へつづく
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「風貌とはかけ離れてるだろ?」
言われてみると、確かにオリーブっていう感じではない。
体育会系の感じ。
がっしりした体格で、格闘技でもやってそう。
「構内で呼ばれると恥ずかしいものがあるんだけどな」
「みんなに愛されてる証拠じゃないですか?」
都雅が笑いながら言う。
「からかわれてるの間違いじゃないのか? まぁ…いいさ。ところで、この子は同級生?」
「先生…オレの学校男子校ですよ」
「あぁ…そうだった…うん」
照れくさそうに笑った仕草が、意外に可愛いんですけど!
じーっと見ていると、それに気づいたオリーブ先生がまた照れくさそうに笑った。
はぁ…可愛い。
「獅狩って、こういうの好み?」
「こらこら、こういうのってのは何だ」
オリーブ先生は苦笑しながら言うと、都雅の頭をポンと軽く叩いた。
「随分、仲が良いんですね」
ほのぼのとした気分でそう尋ねてみる。
「まぁ…長い付き合いだしね」
「長い?」
「都雅のお袋さんと知り合いなんだよ。兄弟子…いや姉弟子?…ううん、何ていうんだろうな」
「弟子?」
「空手だよ、空手の…つまりは先輩なんだ。都雅が生まれる前からね。初めて会ったのは、俺が五歳の時だったか…」
彼方を見ながらオリーブ先生は、ほぅ…とため息をついた。
「真鶴先輩は当時十九歳。そん時からの付き合いだ。うん。あの時はまさか結婚してたとは知らなかったなぁ」
「えっ、十九で結婚してたんですか?」
「いや、十八の時らしい。そうだよな? 都雅」
「そうみたいですね」
ひいふうみい…と年齢を数えてみる。
「という事は、現在三十四歳?……いや若いですけど…見た目はもっと若いですよね」
「あの頃から変わってないと言っても過言じゃないだろうな。うんうん。もしかすると、今の方が綺麗かもしれん」
「凄い…」
真鶴さんが空手をやっているところを想像しようとしてみたけど、難しかった。
「あれは…ある意味化け物に近い美しさだ」
「誰が化け物なのかな〜?」
ドアが開いて、真鶴さんが入ってきた。
18へつづく
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