オリジナルの小説を書いてます。 【Offbeatscore】連載中です。
ある意味凄い強制力。
「……ええと、でも」
「ね?」
 にこっ。
 にこにこっ。
 有無を言わせない雰囲気。
「マ、マナちゃん」
「はい。なぁに? 獅狩ちゃん」
「都雅は何時まで勉強するんですか?」
 私の言葉に、壁にかけられた時計に目をやる。
「そうね。今日は十二時半くらいかしら?」
「あ、それじゃ私帰らないと」
「あら〜、何か約束しているのかしら?」
「いえ、そういうわけではないんですけど」
「お母様に怒られたりする?」
「い、いえ。お昼はファーストフードで済ませようと思っていたので、いらないと言ってありますけど…」
 そう言うと、マナちゃん(もう開き直っちゃう事にするけどやっぱり慣れない)はうふふと笑った。
「それじゃ、一緒にお昼ご飯食べましょう。ね」
「あの…」
 ぴっと私の前に人差し指を出して、二の句を告げなくさせる。
「でもは無し。うふふ、大勢で食べると美味しいのよね〜」
 私は黙って目の前に置かれたカップを手にとって紅茶を飲んだ。


20へつづく

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