オリジナルの小説を書いてます。 【Offbeatscore】連載中です。
 読んでいる途中で必ずと言っていいほど眠ってしまう。
「風邪ひくよ? もう。ほら、起きて」
「んー。……今何時?」
「えっと…二時過ぎ」
 パッと目を開いて勢い良く起き上がった。
「わっ、大変!」
 お母さんはそう言ってテレビのリモコンのボタンを押す。
 どうせサスペンス劇場の再放送を見るんだろうから、ほっておいて私は二階にある自分の部屋へと向かう事にした。
 だって、隣で見ていたら推理に付き合わされるんだもの。
 『誰が犯人だと思う?』って言われても、最後まで見てればわかるって思ってしまうのよね。途中で犯人を想像している暇があったら最後まで見て、なるほど…この人が犯人だったのかぁ…と思いたいのです、私は。
 部屋に入ってから明日着て行く服を決めるために、クローゼットの扉を開けた。
 一番先に目に入ってきたのは、新しい制服。
 引っ越す前は私立の中学校に通っていて私服だったから、とても嬉しい。
 しかも憧れのセーラー服。
 最近はブレザーの学校が多い中、セーラー服で学校に通える。二年しか着られないのは残念だけど、私服で三年間過ごす事を思えば二年でも満足できる事だと思う。
「早く学校に行きたいなぁ…」
 顔がにやけてくるのを我慢して、私は服を選び始めた。


34へつづく

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